陰茎 は、「ペニス 」ともいい、体内受精をする動物の雄にあって、身体から突出しているか、あるいは突出させることができる器官である。精子を雌の体内に直接送りこむ際に、これを雌の生殖器 に挿入するのに用いられる性器(交接器)である。雄の生殖器、特に外性器のうちのひとつ。また、哺乳類では泌尿器を兼ね、睾丸の上部から突き出ている。ヒトのそれの俗称は、「おちんちん」等。

陰茎の俗称

幼児語における俗称として「ちんちん」「ちんぼこ(ぼこちん)」「ちんこ」「ちんぽ」「ぽこちん(ちんぽこ)」がある(カタカナ書きすること有り)。これらは幼児や児童が自身の体の一部として認識するための語としても使われる。おちんちんの項を参照。その一方で成人男子の陰茎を指す隠語としては「マラ(摩羅)」「竿(肉竿)」「肉棒」「刀」などがある。

民俗学関係では、女性器の外陰部を「女陰」と呼ぶのに対して、男性器の陰茎を「男根」と呼ぶことが多い。また、大きな膣口の女陰を「巨陰」と呼ぶのに対して、大きな男根を「巨根」と呼んでいる。

各地の男根信仰

日本の一部の神社では、五穀豊穣.子宝の神として、陰茎(ペニス)をご神体としているところがある。特に有名なのが、愛知県小牧市にある田縣神社(たがたじんじゃ)で、毎年3月15日に行われる「豊年祭り」では、木でできた巨大な陰茎、大男茎型(おおおわせがた)を神輿に乗せて練り歩くもので、当日は外国人も含め、多くの観客が訪れるという。

関東地方では、川崎大師の近くにある若宮八幡宮(公式サイト)境内の金山神社に、子宝などの象徴として陰茎が奉られている。毎年4月の第1日曜日に「かなまら祭り」として、陰茎神輿が練り歩く。近年ではエイズ除けの祭りとして国際的に知られるようになったという。