寿命と遺伝子ータバコは危険ー
日本人の平均寿命 は男性77歳、女性84歳で先進7か国で最も長寿の国です。「人間五十年」-織田信長が好んで舞った幸若舞『敦盛』にあるこのフレーズは、当時の平均寿命ではありません。室町時代の平均寿命は10年代後半との推定もあります。現在世界一の水準にある日本人の平均寿命も、政府が統計をとり始めた明治中頃でも、男性42.8年、女性44.3年で、男女とも50年を超えたのは第二次世界大戦後の昭和22年でした。
寿命は病気の克服による死亡率の減少と共に延びましたが、50年後には90歳を超えると言われ、人の寿命を左右する遺伝子の存在も明らかになりつつあります。イタリアでマウスの遺伝子を改変して寿命を3割伸ばしたという報告があります。
インシュリンによる細胞エネルギー代謝、生体リズム、活性酸素と寿命との関係が着目され、それぞれの関連遺伝子が明らかになりつつります。寿命を制限している老人病(老化や動脈硬化、がん、骨粗しょう症、アルツハイマー病、パーキンソン病など)は加齢依存的に生じますが、活性酸素の関与が推察されております。この老人病の発生メカニズムが遺伝子的にわかれば、老人病の発症を遅らせることができ、健康寿命の延長による生産性の高い高齢社会が期待できるようになります。
活性酸素は遺伝子やたんぱく質や脂質を酸化させ損傷します。一般的に喫煙者は寿命が短かいといわれますが、喫煙によって活性酸素が増加することによります。
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